販売回数100回以上の経験者が教えます!試食販売で商品を売るコツ

お仕事

試食販売って寒いし疲れるし、売らなきゃいけないプレッシャーもあって大変なお仕事ですよね…
私もはじめの頃は思うように売れなかった苦い思い出がありますが、コツを押さえてからはコンスタントに売り上げを伸ばす事が出来るようになりました!

  • バイトで試食販売の仕事をするので、仕事内容を詳しく知りたい
  • 初めての試食販売で何をすればいいのか分からない
  • 試食販売をしているがなかなか売れない
ぶち

初めてやる方にも分かりやすく具体的に説明しますね♪
一緒に”売れる試食販売員”目指しましょう!

この記事を読んでわかる事
  • 試食販売の仕事内容
  • 試食販売の持ち物や服装、準備する物
  • 試食販売で売るコツ
  • 試食販売のリアルな体験談

この記事を最後まで読めば、きっと売れる試食販売員になれますよ!
試食販売を100回以上経験した筆者が、売れる試食販売のコツとリアルな実体験をお伝えいたします。

初めての方にも分かるようにかなりリアルに詳しく書きましたので、少し長文になってしまいました。
しかし、これさえ読めば試食販売の事が全て分かると思います。
経験者の方は、必要な記事まで目次で飛んでくださいね!

試食販売の仕事内容

試食販売は「マネキン」や「DS(DemonStration)販売」とも呼ばれたりします。
スーパーやデパ地下、エキナカ施設などでおすすめの商品や新商品をお客様に食べていただき、商品を知ってもらったり購入してもらうお仕事です。

アルバイトや派遣会社に登録してお仕事をする場合が多く、会社によっては事前研修などがある為、初めての方でも安心して働く事が出来ます。

実働時間7~8時間で、日給8,000円~10,000円と、他の派遣アルバイトと比べると比較的給料が高いです。
クリスマスや年末などの繁忙期は日給15,000円~20,000円なんて事もあります。

また単発の仕事が多いため、自分の好きな日程で働く事が出来、人間関係に悩むことも少ないです。
ただし、売れる試食販売員になると指名される事もある為、同じ店舗に行くこともあります。
その分、指名料を頂けることもあります。

自分の好きな時に働けて、給料も良いなんて最高!
煩わしい人間関係も無いならなおさら良いわ♪

ぶち

良い条件が並ぶけど、試食販売には向き不向きがあるよ。

自分に合っているのか見てみてね!

試食販売に向いている人、向いていない人

どんな仕事も向き不向きがあるので、ご紹介します。
自分に合っているかどうか、ぜひ確認してみて下さいね♪

  • 試食販売に向いている人
  • 単発のお仕事なので、好きな時に働きたい人
  • 比較的給料が良いので、稼ぎたい人
  • 人間関係をあまり築きたくない人
  • 接客が好き、おしゃべり好きな人
  • (食品の場合)料理や食べる事が好きな人
  • 向いていない人
  • 立ち仕事の為、あまり体力がない人
  • 同じ職場で働きたい人
  • 人と話すのが苦手な人

出会ったマネキンさんの中には高齢の方で、人と話す事での「ボケ防止」、立ち仕事での「体力づくり」の為に働いてるのよ~!という方もいらっしゃいました。

また、いろんなお客さんに声をかけるので、人と話すのが苦手な方でも克服する練習にもなりますよ。

ぶち

健康な身体づくりにも役立って、お金がもらえるなんて最高ですね♪

試食販売の服装

服装は清潔感が一番です。
基本的な服装のリストを上げましたが、最終的には派遣会社に確認してください。

また着替える場所が無かったり、ロッカールームが混んでいる場合もある為、職場までは仕事着で行くのがベストです。
ただでさえ荷物が多いので、着替えの荷物も減らせます。

  • 襟付き白シャツ
  • 黒いズボンまたはスカート
    しゃがむ事も多く、足元が冷えるためズボンがオススメ。
  • 黒いスニーカーやパンプス、スリッポン
    立ち仕事の為、履きなれた疲れにくい物がベスト。
  • エプロン
    カフェで使用するような腰巻タイプはNG、オーソドックスな肩から掛けるタイプにしましょう。
  • バンダナ、三角巾
  • 髪が肩にかかる場合は結ぶ
  • 爪は短く切り、マニキュアは禁止もしくはナチュラルなもの
  • メイクはナチュラルメイク
  • 香水は禁止

売り場はとにかく冷える為、試食販売は冷えとの戦いと言っても過言ではありません。
初めての場合は夏場でも準備しておく事を強くオススメします!

寒さ対策
  • ヒートテックのような肌着を着る
  • カーディガンを着る(色は黒やグレーなどモノトーンなもの)
  • 暖かい靴下を履く
  • レッグウォーマーを着用する
  • ホッカイロを腰、靴の中に入れる

服装にも売るコツがありますので、紹介します。

試食販売で売るコツ

エプロンの色は商品によって使い分けると、お客様の印象も変わってきます。

  • 赤色、黄色、オレンジ色など
    明るい色は目立ち、安さやお買い得感を与える事が出来ます。
    色んな場面で使用できるので、初めてエプロンを購入する場合は、1枚持っておくと良いでしょう。
  • 青色、水色、緑色、黄緑色など
    さわやかな色は清潔感があり、すっきりとした商品にぴったりです。
    清涼飲料水や炭酸飲料などの商品にオススメです。
  • 黒色やこげ茶など
    高級感を演出できるので、高級ハムやワイン、チーズなどの試食にオススメです。

試食販売の持ち物

試食販売の代表的な持ち物と、あったら便利なものをリスト化しています。
とにかく持ち物は多くなりがちなので、キャリーバックが1つあると移動も楽です。

必須アイテム

  • 財布(5000円程度)
  • 携帯電話、スマートフォン
  • 資料(マニュアル、報告書など)
  • 筆記用具
  • エプロン
  • バンダナ、三角巾
  • トレー、お盆(滑り止め付き)
  • ふきん
  • テーブルクロス(ビニール製)

必須アイテムを忘れると、お借りするか実費で現地購入となりますので、忘れないようにしましょう!
テーブルクロスは汚れが落ちやすいビニールタイプで、大きめのものが良いです。

試食内容によって必要なアイテム

  • トング、菜箸
  • キッチンハサミ、果物ナイフ
  • まな板
  • アルミホイル
  • くっつかないホイル、クッキングシート
  • ラップ
  • ビニール手袋
  • 計量カップ
  • タッパー
  • バット

あると便利なアイテム

  • ウエストポーチ、ポシェット
  • ウェットティッシュ、アルコールスプレー
  • カイロ、レッグウォーマー、カーディガン
  • ごみ箱
  • 保温器、保冷剤
  • ガムテープ、セロハンテープ

ごみ箱は100均で売っている、ランドリー用の折りたためる洗濯物入れが非常にオススメ。
店舗によっては段ボールなどで作るのが禁止な場合もあります。

私はお肉の試食販売だったので、冷めると味の落ちるお肉には保温器が必須アイテムでした。
しかし、残念ながら今保温器売っていません…。
その代わりホットプレート(保温設定)の上に布製ランチョンマットを敷いて、保温器替わりに使えます。

テープ類はコンセントのコードの固定や、販促物の設置に使用できます。

試食販売の注意事項

  • 子供一人の時は試食をあげない
    アレルギーの観点から、保護者の同意なしでは子供に試食をあげてはいけません。
    もしアレルギー持ちのお客様へ試食して頂く場合は、命に係わる事なので、パッケージ裏にある原材料表示を確認してもらいましょう。

    「おとなの人と一緒に食べてね」などの注意書きPOPを設置しないと、試食販売できない店舗もあります。
  • 生や未加熱品は明確に伝える
    刺身などは見て分かりますが、ステーキなどのレアで提供することもあるような料理に関しては、はっきりと「レアで調理しています」などと伝えましょう。
    小さいお子さんや、妊婦の方は生食を控えることが多いためです。

試食販売のスケジュール

大まかな1日の流れになります。
時間は職場によって異なりますので、参考までにご覧ください。

7:20 出勤・担当者へ挨拶・会社へ報告
7:40 試食準備
8:00 試食販売
12:00 昼休憩
13:00 試食販売 
17:00 試食販売終了・片づけ・担当者へ挨拶・会社へ報告
17:30 退勤

ぶち

初めて行く店舗の場合は、行くまでに迷ったり準備に時間がかかります。
経験上、試食開始1時間くらい前に着いておくと安心です。

試食販売の仕事内容と売るコツ

試食販売の現場は様々ですが、今回は一番需要の多いスーパーの店舗に行く設定でお話しします。

出勤時

  • 入店する際は従業員が使用する裏口から入る
    裏口はお店をぐるっと1周すると「搬入口」と書いてある所があるので、そこから中に入れます。
    しかし商業施設一体型店舗だと、見つけられない時もあるので、その時は店内入り口から入りましょう。

    慣れていれば開始30分前で大丈夫ですが、初めての場合は1時間前位に着いておくと安心です。

    入店したら入館証をもらい、用紙に入店時間や名前などを記載します。
    入館証は入り口か、事務所にある事が多いです。
ぶち

オープン前は店内入り口が開いてないこともあるよ( ノД`)

その時は関係者の方に聞いてみてね♪

  • 部門担当者に挨拶
    そもそも部門って何?という方のために簡単に説明すると、主な部門は「青果」「精肉」「鮮魚」「惣菜」「グロッサリー」「日配」の6部門あります。

    総菜を「デリカ」と呼んだり、「精肉」を「畜産」「ミート」と呼んだりと、スーパーによって異なります。
    またグロッサリーに位置づけされるお酒などは「リカー」と呼ばれる部門があるなど、細分化している場合もあります。

    挨拶は、できれば責任者、担当者、パートの皆さんにしましょう。
    ちなみに、ここでいう責任者は「チーフ」「主任」「マネジャー」などと呼ばれていることが多いです。 
ぶち

基本的な事ですが、挨拶は元気よくハキハキと行いましょう(^^)/

  • 売り場の説明や注意事項、休憩時間などを確認する
    正直現場は忙しいため、途中からは質問しづらいです。中には不愛想な担当者もいます。
    質問事項を細かくまとめたので、最初の段階で全て聞いておきましょう。
  • 私物はどこに置けば良いか
    床に置くことも多いので、汚れてもいいカバンやキャリーバッグがオススメ。
  • (届いた備品がある場合)届いた備品はどこにあるか
  • (販促物がある場合)販促物はどのように設置すればよいか
    POPスタンドなどと呼ばれる、販促物を設置する道具を用意してもらう。
  • 販売する場所はどこか
  • 何をどのように販売するのか
    焼肉のタレを試食販売する場合、どの肉を使用して良いのかなど。
  • お店で購入した備品や試食分の精算はいつどこで行えば良いか
    最初に精算したり、バーコードを取っておいて最後に精算するなど。
  • 試食台やごみ箱はどれを使用すればよいのか
    ごみ箱がない場合ダンボールなどで自作しても良いかなど。
    ダメな場合もあるので。
  • ごみの分別方法
  • 調理はどこで行えばよいか
    売り場での調理がダメな場合もある。休憩室で行うことが多い。
  • 売り場に持ち込めないものはあるか
    包丁、ハサミなどの刃物類や、カセットコンロなどの火が出るものなど。
  • 休憩時間は何時頃か、休憩室の場所はどこか
    休憩時間を指定されなかった場合、12時~14時のお客さんが少なくなったタイミングが良い。
  • 休憩時の試食台は、売り場に置いておくか片づけるかどうか

必須ではないですが、この時に聞けるとより良いことをまとめました。
より売り上げを伸ばしたい方は必見です!

試食販売で売るコツ
  • 販売する商品の商品特徴を聞く
    担当者が知らない場合は、意外とパートさんが実際に買って調理して食べた感想などが役に立ちます。
    例えば、「ドリンク商品を牛乳で割って飲んだら飲みやすくなって美味しかった」「味付け肉の商品をもやしと一緒に炒めたらボリュームも出て味もちょうど良くなって美味しかった」など。

    さらに誰も知らない場合は、インターネットで調べると、メーカーのHPに書いてあります。

    またピンポイントですが、国産牛は10桁の個体識別番号を入力すると生産者情報が分かります。
    「国産牛のご試食です」より「大自然で育った北海道産牛肉のご試食です」の方が美味しそうじゃないですか?
  • 販売する商品の普段の売価
    いつもより〇円もお得です~、〇%も安いです等のセールストークに使えます。
  • 売り上げ目標を確認
    売り上げ目標を確認することで、このマネキンさんはしっかり販売してくれるな!とやる気を印象付けられます。
    また、自分も売り上げ目標を持つことでモチベーションに繋がります。
    休憩入る際は、挨拶のついでに「今いくら売れていますか?」と進捗確認するのも、自分のモチベーションアップとやる気を見せられます。

試食準備

  • 備品購入
    試食に必要な紙コップやお皿、ビニール手袋、試食に使う商品などを購入します。
    (試食に使用する商品は購入せず、何個使用したか報告するパターンもあるので、事前に確認しておきましょう。)
    この時のレシートは派遣会社に提出るするので、捨ててはいけません。
  • 調理
    必要であれば調理を行い、必ず味見をします。
    (アレルギーや未成年の飲酒などを除いて、調理しない場合も味見は必ずしましょう)
    味見をすることで、味付けの濃さも分かりますし、自信をもってお客様に話す事が出来ます。
  • 売り場のセッティング
    試食台やごみ箱を売り場にセッティングします。
    販促物などがあれば、お客様の目につくところに設置します。
試食販売で売るコツ
  • 部門の人に味見をしてもらう
    出来ればパートさん含めた部門の皆さんに試食をしていただき味を見てもらうことも大切です。

    自分の売り上げには繋がりませんが、今後の部門の売り上げに関わってくる為、「あのマネキンさん来てからこの商品売れるようになったな~」等良いイメージが付きます。
    (部門の人がお客さんに味を聞かれた際に答えられるようになる、美味しいからもっと売ろう!という流れになるなど)

    また、お店の従業員も帰りがけに買い物をするお客様でもあります。
    従業員=お客様と考え試食を食べてもらいましょう。

    しかし開店準備で店舗は大忙し。
    そのため、「味見用、置いておくので良かったら食べて下さい~」と一言言っておけばOKです。
    朝準備出来なければ、昼休憩時に余った試食を持って行くと良いです。
  • 調理見本を作る(アイキャッチ効果)
    調理イメージがわくように、完成した調理見本を置くと購買意欲に繋がります。
    例えば、ウィンナーの様々な形の飾り切りを調理見本で置いておけば、会話のきっかけにもなりますし、子供が「これ作ってー!」と言って、保護者が購入するなんて事もあります。
  • 販促物(POP)を設置する
    依頼してきた企業が準備している事が多いですが、事前に用意しておいた厚紙などに、商品特徴を手書きで記載し、POPを設置するのも売るコツです。
    私はホワイトボードを持参し、その時々の状況によって書き換えていました。

    ただし「これを飲めば痩せる!」などといった根拠のない文言はNGです。
    「〇〇で割って飲むのがオススメ!」「レモン〇個分のビタミンC!」「本日特売4割引き!」と言った、パッと目につくおすすめの食べ方や商品の特徴(パッケージに書いてある事)、お得情報を盛り込むのがベストです。

    休憩時など売り場にいない時もお客様にアピールできるのもPOPのメリットです。

試食販売開始

お客様は試食を見ると、買わされるのでは?と警戒するので、「〇〇のお味のご紹介です。お味見だけでもどうぞ~」と柔らかい雰囲気を出しましょう。

そして何の試食をしているかだけではなく、必ずお客様にとってお得な情報も盛り込みます。

「新商品のヨーグルトのご試食です。ぜひご賞味ください。」

よりも

「新商品のヨーグルトのご試食です。通常128円のところ、本日のみ98円の特別価格での販売となっております。ぜひご賞味ください。」

のほうが、「今日だけお得なんだ!せっかくだし見てみようかな」という気持ちになりませんか?

他にも、お客様の買い物かごを見てフルーツが入っていたら、「ヨーグルトとフルーツを一緒に凍らせてアイスにして食べると美味しいですよ」など、食べ方の提案をするのも、お客様にとってのお得情報になります。

試食販売で売るコツ
  • お客様にとってのお得な情報を盛り込む
    価格情報(通常価格より安い)
    販売情報(期間限定販売、キャンペーン中など)
    食べ方提案(下処理の方法、〇〇と一緒に食べると美味しいなど)
    食シーン提案(父の日のごちそうに、お弁当のおかずになど)

声をかけてお客様が集まったら、全体に話しかけてはいけません。
必ず1人に対して話しかけて下さい。

1人のお客様と会話することで、お客様のニーズを知る事が出来、今後のアプローチ方法が分かります。
また1人試食している人がいると、他のお客様が試食しやすい環境になります。

また、お客様の格好や、雰囲気、販売時の時間帯によって話題を選びましょう。
そしてお客様の立場に立って会話をし、商品をお勧めするのが鉄則です!

試食販売で売るコツ
  • お客様や時間帯によって話題を変え共感する
  • 万人向け
    「今日暑いですよね~(共感)、冷たいの飲んでいって下さい」(天気の話題)
    「今日のお昼何にされるんですか?」
    「普段こうゆう商品買われますか?」
    「買い物かごを見て「私もそれ良く買います!美味しいですよね(共感)
  • 子連れ
    「私の子供も大好きなんですよ」(実体験)
     実体験がない場合は「ここのパートさんのお子さんも大好きなんですって」など
    「毎日のお弁当作り大変ですよね~(共感)詰めるだけで便利ですよ」
  • 家族連れ
    「ご飯のおかずにも良いですし、お酒のおつまみにもぴったりです」
    「いっぱい食べるから金額はっちゃいますよね~(共感)もやしと一緒に炒めると、かさ増し出来る上に美味しいですよ」
  • サラリーマン
    「ビールとの相性最高でした!(実体験)
    「このまま電子レンジで温めるだけなので、包丁もまな板も使いません」
    「朝飲むだけで、1日元気が続くんですよ(実体験)
ぶち

お客様の心を開くには共感がポイント!
そして、実体験も入れるとより説得力が出ます。
実はこのブログの書き出しは共感から始まってるんですよ~♪

試食後は、「お味いかがですか?」と聞きましょう。
「美味しくないですか?」などと聞くと、そう思ってなくても「そうですね」で終わってしまったり、意見の押し付けになってしまうからです。

大切なのは、美味しくても不味くても、お客様の率直な意見を聞く事です。

試食販売で売るコツ
  • 断られた時こそ、お客様の意見を聞く

「美味しくないな」と言われたら、何が美味しくないのか聞きましょう。
酸っぱいのが苦手、そもそも入っている食材が嫌い、外国産を避けている、味が濃すぎる薄すぎるなど、理由は様々です。

どうしようもできない事もありますが、味が濃いなら野菜と一緒に食べてもらう提案もできます。
また試食内容を野菜と一緒に食べる内容に変更すれば、そのあとのお客様にはちょうど良い味の濃さの試食を出す事が出来ます。

「今日はメニューが決まっているの」と言われたら、「今日はこの売り場ですが、普段はあちらに展開しているので、良かったら次回お試しください」などと、次につながる声掛けをしましょう。
「毎週火曜日が安いです」など、お得情報を添えるとなお良いです。

魚や肉など、「入っている量が多くて食べきれないよ」などといわれたら、冷凍するなどの保存方法をご紹介したり、担当者に伝えて少ない量目のパックを用意してもらいます。
立地、客層によって、量目は重要な要素です。

お昼休憩

休憩に入る際は、試食台をバックヤードへ片づけます。(店舗の指示に従う)
また担当者へ休憩に入る旨を伝えます。

休憩場所は店舗の休憩室または、近くにお店があれば外食してもOKです。
この時に交通費や備品の精算など、報告書を作成すると、試食終了後の仕事が減ります。

試食販売終了

お借りした試食台などは、借りたときよりも綺麗に掃除してお返しします。
持参した販促物などはそのまま置いて置くのか片づけるのかどうかも確認しましょう。

報告用に売れた個数を確認します。
分からない場合は担当者に販売したPOSデータをもらいましょう。
POSデータとは、「いつ」「いくらの」「どの商品が」「何点」売れたかを見ることのできるデータの事です。

最後に担当者にサインをもらい、試食販売終了です。
必要であれば、会社に電話連絡します。

ぶち

長時間の立ち仕事お疲れさまでした!

要注意?!こんなお客様もいます

  • 何度も試食だけして買わない人
    たまに何度も試食だけしに来る人がいますが、邪険にしてはいけません。
    ただしあまりにもしつこい場合は「さっき召し上がっていましたが、お味いかがでした?」「何度も食べたくなるくらい美味しいですよね~」など上手く交わしていきましょう。

    ちなみに同じ店舗で仕事をしていると、大体同じ時間にやってくるプロ試食客がいます。
    経験上、プロ試食客が買ってくれたことは一度もありませんので、一生懸命接客する必要はありません。
  • かごに入れた商品を違う売り場へ放置する人
    「断りづらくてかごに入れてしまった」「買おうと思ったけど別の商品を買うので不要になった」など、理由は様々だと思いますが、別の売り場に放置する人がいます。
    未然に防ぐ為にも、無理な販売はNGです。
  • ずーーーっと話してくる人
    身の上話、自慢話、宗教の勧誘、ナンパだったりと、様々な人がいました…。
    そしてその人たちが買ってくれることは一度もありませんでした。

    暇なときは話を聞いてあげても良いですが、親身になりすぎると話が終わらないので、理由をつけて一度バックヤードに戻りましょう。

    ちなみに隣の試食販売員さんがおしゃべりだと、それにも捕まります。
    私は保険の勧誘されました。(笑)
ぶち

気が付いたらお客様と1時間くらい話していた時もあったよ…(><)

  • ずっとお店にいるけど、絶対に試食しない人
    買い物かごに常温品しか入っていなければ、高確率で万引きGメンです。
    TVでしか見た事なかったので、気付いた時はちょっと嬉しかったです。(笑)
  • 保護者不在のマナーとモラルのない子供
    これはレアケースですが…。子供なだけに質が悪いです。
    筆者は一度子供に金品を取られた苦い思い出があります…。
    貴重品の管理は徹底的に行い、悪質な場合は試食台ごとバックヤードに避難してください。
  • 全く試食してくれないお客様
    高級住宅街にあるような店舗だと、試食=卑しいと考えるお客様がいるようで、中々試食してくれない場合がありました。
    明るい色のエプロンだと安売り感が出るので、黒や茶色などの落ち着いた高級感のある色合いで試食販売するのがオススメです。

試食販売で売るコツまとめ

試食販売で売るコツまとめ
  • 試食内容によってエプロンの色を使い分ける
  • 商品特徴をリサーチする
  • 商品の通常売価を確認し、特売価格と比較する
  • 売り上げ目標を確認する
  • 従業員=お客様 店舗の人にも試食してもらう
  • 調理見本でアイキャッチ
  • 販促物(POP)でアイキャッチ
  • お客様にとってのお得情報を盛り込む
  • 全員ではなく、お客様と1対1で会話をする
  • お客様の共感を得る
  • 断られた時こそ詳しく意見を聞き、対策を練る

今回は試食販売のリアルなお仕事内容と試食販売のコツをお伝えしました。
最初の頃は声出すのも恥ずかしく中々上手くできませんが、慣れてくれば自然とセールストークが出てくるようになります。


ぜひ売れる試食販売員を目指して、実践してみて下さい!

ぶち

身体冷えるので、暖かい格好で頑張ってください!
応援しています~(^^)/

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