ステーキは焼くだけの簡単な調理ですが、その焼き加減がとても難しいですよね…。
私も良く失敗していましたが、正しい調理方法を身に着けてからは美味しいステーキが焼けるようになりました!
- ステーキの美味しい焼き方が分からない
- 初めてステーキを焼く
- ステーキの焼き方の種類を知りたい
分かりやすく説明しますね♪
一緒にステーキの達人を目指しましょう(^^)b”
この記事を最後まで読めば、おうちで美味しいステーキを焼く事が出来ますよ!
肉屋歴8年・お肉検定1級と調理師免許を持ったお肉大好き筆者が、美味しいお肉の食べ方をお伝えします。
ステーキの焼き方の種類
ステーキの焼き具合で、「レア」や「ミディアムレア」など聞いたことはありませんか?
実はステーキの焼き方の種類は10種類もあります。
ロー(raw) | 火を全く通していない生の状態 |
ブルー(blue) | 肉の表面を焼いただけで、中は生の状態 |
ブルーレア(blue rare) | ブルーよりも長く焼くが、中は生の状態 |
レア(rare) | 肉の表面を焼くが、中心部分は生の状態で肉汁が多い 内部温度は55~65℃以下 |
ミディアムレア(medium rare) | レアとミディアムの中間の焼き方 中心部分は生の状態で肉汁が多い |
ミディアム(medium) | 肉の中身にも火が通っているが、中心部分は生の状態で肉汁が多い 焼きと生の両方をバランスよく味わえる |
ミディアムウェル(medium well) | ミディアムよりも中身に火が通り、肉汁はわずかしか出ない 中心部分は生の赤い部分が見られず、ほんのりピンク色の状態 内部温度は65℃~70℃ |
ウェル(well) | ミディアムウェルよりも中心部分のピンク色が少ない状態 |
ウェルダン(well done) | 肉の中心部分に十分に火が通り、肉汁は透明で少ない状態 内部温度は70~80℃ |
ベリーウェルダン(very well done) | ウェルダンよりもさらに焼いた状態で肉汁は出ない 内部温度は90~95℃ |
自宅で調理する際や、外食で焼き加減を聞かれた際に答えられるように、自分好みの焼き加減を知っておきましょう。
より一層お肉を美味しく食べられますよ~(^^)/
フライパンを使った美味しいステーキの焼き方
今回は、一般的なステーキの厚さである1.5㎝厚のステーキの焼き方を紹介します。
ステーキ用の肉を用意する
あたりまえかもしれませんが、サイコロステーキにしたいからと言って「角切り(カレー用)」のお肉を買ったら硬い場合もあります。
ステーキ用のお肉には「ステーキ」「ステーキ用」など用途が記載されていることが多いので、確認してから購入しましょう。
スーパーや精肉店で迷った場合は、ぜひ店員さんに聞いて下さいね♪
お肉を常温に戻す
お肉が冷たいままだと上手に焼く事が出来ない為、常温に戻しましょう。
常温とは一般的に15℃~25℃を指します。
お肉を冷蔵庫から取り出し、お肉を常温に戻します。
常温に戻す時間ですが、夏場は15分、冬場は30分を目安にしましょう。
冷凍肉の場合は前日から冷蔵庫へ移し、解凍した状態にしてから、上記の方法で常温に戻してください。
ドリップ(水分)を拭き取る
ステーキに限らず、お肉は時間が経つと「ドリップ」と呼ばれる水分が出てきてしまいます。
臭みの原因となりますので、調理する際は必ずキッチンペーパーなどでドリップを拭き取りましょう。
お肉を購入する際に、ドリップが少ない物を選ぶのもポイントです♪
筋切りする
お肉は赤みと脂身の間に筋がある為、この筋を包丁やハサミで切ります。
お肉の縮みや反り返りを防ぐ事ができる為、均等に火を通す事ができ、綺麗な焼き目をつける事が出来ます。
塩の量は肉重量に対して0.6~0.8%にする
1枚170gのステーキの場合、塩の量は1.02~1.36gです。
きっちり量るのがベストですが、「そんなに細かく量れないよ!」という方は、1つまみ(3本指でつまむ)の塩を振ると、近い塩梅になります。
ステーキにとって塩の塩梅は非常に重要!
美味しさを追求するなら、1g未満も量れるスケールがあると良い。
味付けは焼く直前にする
お肉に塩が触れると、浸透圧の関係で肉の水分(旨味)が流れ出てしまいます。
旨味を逃がさない為にも、塩は焼く直前に振る事がポイントです。
また味付けする際は、塩を高い所から振りましょう。
まんべんなく味付けする事ができ、どこを食べても塩味を感じられ、最後まで美味しく食べられます。
油は牛脂を使う
サラダ油ではなく牛脂を使用する事で、よりステーキを美味しく食べられます。
特に輸入牛の場合は、和牛の牛脂を使う事でグンと美味しさが上がります。
売り場に無い場合は、精肉の店員さんに声をかけて牛脂をもらいましょう。
(もし売り場に神戸牛が並んでいたら、神戸牛の牛脂をゲットできるかもしれません…!)
また牛脂がない場合は、無塩タイプの溶かしバターもおすすめです。
バター独特の風味が、お肉の美味しさを引き立ててくれますよ♪
焼く際は時間を計る
ステーキを焼く際は時間を計ることで、好みの焼き具合に焼く事が出来ます。
基本的なステーキの焼き方と、「レア」「ミディアムレア」「ミディアム」の焼き時間を紹介します。
基本的なステーキの焼き方
- フライパンを熱し、牛脂を引く
- 盛り付けたときに、上になる面から強火で30秒焼く
- 弱火に落とし、さらに焼く
(レア:30秒 ミディアムレア:1分 ミディアム:1分) - お肉を裏返し、強火で30秒焼く
- 弱火に落とし、さらに焼く
(レア:30秒~1分 ミディアムレア:1分~1分半 ミディアム:1分半~2分) - 焼きあがったらアルミホイルに包み、3分~5分休ませる
行程2にある「上になる面」ですが、サーロインやリブロースなどのロースは、脂身が上に位置し細くなっている方が右側に来るようにします。
- お肉を何度も触ると肉汁が出てしまうため、一度しか触らない
- 焼いた直後に切ると肉汁が出てしまうため、アルミホイルに包んで休ませる
焼き時間と硬さの目安
焼き方の種類 | 焼き時間(表面) | 焼き時間(裏面) |
---|---|---|
レア | 30秒 | 30秒~1分 |
ミディアムレア | 1分 | 1分~1分半 |
ミディアム | 1分 | 1分半~2分 |
親指と他の指で輪っかを作り、親指の付け根の硬さでステーキの焼き具合を判断できます。
ステーキの中心部分と親指の付け根を触ってみて、ぜひ確認してみて下さい。
親指+人差し指 レア
親指+中指 ミディアムレア
親指+薬指 ミディアム
親指+小指 ウェルダン
まとめ
- ステーキ用の肉を購入する
- お肉を常温に戻す
- ドリップ(水分)を拭き取る
- 筋切りする
- 塩の量は肉重量に対して0.6~0.8%にする
- 味付けは焼く直前にする
- 油は牛脂を使う
- 焼く際は時間を計る
いかがでしたか?
お家でステーキを焼く際は、ぜひ試してみて下さいね♪
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